納骨の前に知っておきたい!事前準備とポイントまとめ

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納骨とは、亡くなった人の遺骨を墓地や納骨堂に安置する儀式を指します。家族や親しい人々が集まり、故人を偲びながら行う重要な行事です。

納骨は私たちの人生の中で避けて通れない大切な儀式の一つです。

しかし、具体的にどのような手続きが必要なのか、また何を準備すればよいのかは、実際に経験するまでわかりにくいものです。今回のブログでは、納骨の手続きや準備するものについて紹介します。

霊園の管理事務所や石材店に納骨の依頼をする

納骨式の日程を決める際、どこに連絡すれば良いのか迷う方も多いかと思います。霊園の種類によって予約の手続きが異なることもあります。

■ 民間霊園での手続き

まずは霊園の管理事務所へ連絡をします。ご希望の日程を伝え、予約を取ることが一般的です。また、納骨式でお寺の方にお経をあげてもらいたい場合、その依頼も霊園を通して行うことが多いです。この点は、事前に霊園に確認しておくと良いでしょう。

■ 公営霊園での手続き

一方、公営霊園の場合は、霊園側ではなく、直接選んだ石材店に連絡して打ち合わせを行います。石材店と納骨の日程や、墓所への戒名彫刻を行うかなど、詳細を決定していきます。

納骨式は故人を偲ぶ大切な時間となります。心に残る時間となるよう、事前の打ち合わせや手続きをしっかりと行いましょう。また、不明や疑問なことがあれば、霊園の事務所の方や石材店の方に相談するのが良いでしょう。

納骨は初めての方は多くの不安を抱えてしまうかと思います。

そんな納骨に関して、石材店では様々な手配のお手伝いをさせて頂いております。

1. 納骨式のサポート:
納骨式には様々な物品の用意や納骨作業をおこなう職人の手配が必要となります。墓石に刻む戒名彫刻の内容の打ち合わせや、ご希望に応じて祭司の手配までをサポートします。

2. 日本の伝統文化とお経:
日本の仏教文化では、故人を追悼する法要や納骨式の際には、僧侶にお経を唱えてもらい供養してもらうことが一般的です。亡くなった方の魂の安らぎを祈るものであり、同時に、参列者の心の支えともなります。

3. 相談窓口として:
納骨式に関するすべてを自分だけで手配するのは大変です。石材店を通じて専門家や祭司の手配をすることで、儀式をスムーズに進行させることができます。

納骨式を迎える際は、石材店への相談をおすすめします。その専門的なサポートで、心に残る大切な儀式を進めることができるでしょう。


納骨に必要な書類をそろえる

必要な書類が全て揃っているか、事前にしっかりと確認しましょう。納骨の際に、書類の不備で手続きができないということがないように。

1. 墓地の「使用許可証」
これは霊園から発行される書類で、指定された墓地を使用する権利を示すものです。この書類がないと、当該の墓地に遺骨を納めることはできません。

2. 「埋葬(火葬許可証)」
これは葬儀屋さんが用意してくれる書類で、火葬が許可されたことを示すものです。遺骨の合法的な所持や移動、納骨ができることを証明する大切な書類となります。

石材店や霊園のスタッフは納骨の手続きに慣れていますので、書類の確認や手続きについての質問は、遠慮なく行いましょう。専門家のアドバイスやサポートを受けることで、安心して手続きを進めることができます。

お供え

納骨の際に心を込めて用意する献花や供物は、ただの儀式ではなく、故人への感謝や愛情、思い出を形にしたものです。この行為は、生きている私たちと故人との絆を再確認し、その思い出を新たにする大切な時間となります

お墓にお花を供える際は、その季節に合った種類や、故人の好みに合わせた花を選ぶのが良いでしょう。

故人の好きだった食べ物や飲み物、お線香などを供えることで、生前のころの思い出がよみがえることもあります。特別な日や納骨の際には、その人の好きだったものを中心に供えると、その思い出とともに温かな気持ちになれます。供えるものは、必ずしも高価である必要はありません。心を込めて選ぶことが何よりも重要です。供え物は、長時間おいておくと腐ったり、鳥や虫が墓所を荒らしてしまうこともあるため、最後は持ち帰るか、適切な方法で処分をしましょう。

最後に、献花や供物は、故人への感謝や尊敬の気持ちを形にするものです。お供え物などを用意する行為そのものが、亡くなった方への愛情を再確認できる大切な時間につながります。

おわりに

納骨は大切な儀式となります。事前にしっかりと準備を行うことで、当日の進行がスムーズになるだけでなく、心に余裕を持って故人を偲ぶ時間を過ごすことができます。

ご納骨に必要な書類の確認、献花や供物の用意など、準備することはいろいろあります。これらの事前準備を進める中で、自分自身の気持ちの整理も進めていくことができるのではないでしょうか。

準備を通じて、心を穏やかにして当日を迎えましょう。

監修者情報

渡辺裕
(わたなべゆたか)

1984年生まれ。千葉県松戸市育ち。実家が石材店のため、小さい頃からさまざまなご家族様の供養に触れて育つ。大学卒業後は法人向けソリューション営業に従事し、その後当石材店に勤務。多くのご家族様のお墓の建立に携わり、2017年に4代目店主として代表取締役に就任。終活に関する資格を多数所有し、幅広い知識と経験でお客様に寄り添ったサポートを心がけている。

有限会社 千代田家石材店/代表取締役
一般社団法人 日本石材協会/認定 お墓ディレクター 2級 認定番号 21-200080-00
一般社団法人 終活カウンセラー協会/終活カウンセラー 2級
一般社団法人 日本看取り士会/看取り士
一般社団法人 日本尊骨士協会/尊骨士


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