先祖とのつながりを感じる時。お彼岸は何をする日なの?そしてどう過ごす?

さいたま 岩槻 北陵霊園にて、ご案内・ご相談会開催中!

お気軽にお問い合わせください!

お彼岸とは

お彼岸は、春分の日と秋分の日を中心とした7日間を指す、日本の伝統的な行事の一つです。

この時期は、仏教において亡くなった先祖を偲ぶ特別な日とされています。お彼岸は「あちらの岸」という意味を持ち、仏教的な世界観で言う「悟りの境地」や「浄土」を象徴しています。この期間中、多くの家族が先祖の墓を訪れ、手を合わせて故人の魂を慰め、自らの生きざまを反省する機会とされています。

また、お彼岸は春と秋の二度、年に訪れるため、季節の移り変わりとともに先祖への感謝と自己の生を見つめ直す重要な時期となっています。

なぜお墓参りをするのか

お彼岸の中心的な行事として、多くの家族が先祖の墓を訪れます。

これは、先祖の魂を安らかにし、現在の家族への感謝を伝えるための伝統的な行為です。お墓参りの背景には、古来からの日本人の先祖崇拝や、死者と生者のつながりを重んじる考え方があります。

仏教の教えでは、死後の魂はある一定の期間、この世とあの世の中間的な存在として過ごすとされています。お墓参りを通じて、家族が故人の魂に感謝の気持ちを示すことで、その魂を慰め、浄土への旅をサポートすると考えられています。また、お墓参りは単なる形式ではなく、生きている家族が故人とのつながりを感じ、自らのルーツや家族の歴史を振り返る機会ともなっています。

このような背景から、お彼岸の時期には、特に日本全国の墓地が賑わいを見せるのです。先祖への感謝や敬意、そして家族としての絆を再認識する大切な時間として、多くの家族がこの習慣を守り続けています。

お彼岸の期間中に行うこと

  • お墓の掃除
    • 先祖の墓を清める行為として、墓石の掃除が行われます。これは、先祖の魂に敬意を示し、同時に墓地を清潔に保つためのものです。時には、墓地の周りの草むしりや、墓石についたコケの除去なども行われます。掃除は、家族が一丸となって行うことで、家族の絆も深まる大切な時間となります。
  • 供物を供える
    • 敬意を示すため、花や食物、線香などを墓前に供える習慣があります。特に、花は先祖の魂を喜ばせるとされ、旬の花を選んで供えるのが一般的です。食物としては、おはぎやもちなどが供えられることが多いです。お供えは、先祖が好んで食べていたものや、お彼岸に関連する伝統的なものを選ぶことが一般的です。線香は、その香りで先祖の魂を慰めるとともに、手を合わせる際の静かな雰囲気を作り出します。
  • 読経
    • お寺での法要や家庭での手を合わせる際、経文を読上げることがあります。経文とは、仏教の教えや先祖への感謝を込めた言葉です。これを読上げることで、先祖の魂に感謝の気持ちを伝え、家族の安寧や先祖の魂の安らかさを願います。特定の読経を選ぶ家庭もあれば、家族の形に合わせて自由に経文を選ぶ家庭もあります。

お彼岸に関する行事や習慣は、地域や家庭によって多少の違いがあるため、上記の説明は一般的なものとしての内容となります。

ばぜお彼岸に「おはぎ」や「ぼたもち」を食べる?

お彼岸におはぎやぼたもち(牡丹餅)を食べる習慣は、日本の歴史や風習と深く結びついています。

おはぎやぼたもちは、先祖への供養の意味を込めてお墓や仏壇に供えられることが多いです。この際、供えたおはぎやぼたもちは、一定の時間が経過した後、家族で食べることが一般的です。仏教の考え方に基づき、供えた食物を後で食べることで、先祖の恩恵を頂く、また家族の絆を深めるという意味合いが含まれています。

日本の古代からの先祖崇拝の一環として、供養の意味で食物を祭壇に供える習慣がありました。特に、もち米は五穀の中でも重要視されており、五穀の豊穣や家族の健康を願う意味が込められていました。おはぎやぼたもちは、このもち米を主成分としているため、供養や祈願の食べ物として重宝されるようになりました。

また、おはぎやぼたもちの名前の由来には、これらの名前が春と秋の彼岸の時期に咲く花に由来するというものがあります。具体的には、「はぎ」は萩の花、そして「ぼたん」は牡丹の花を指すとされています。これらの花がそれぞれ春分と秋分の近くに咲くことから、この名前がつけられたと言われています。

お彼岸の時期にこれらの食べ物を作る背景には、先祖への供養の意味が込められています。諸説ありますが、おはぎやぼたもちは保存がきく食べ物であるため、過去には供養の後に持ち帰って家族で食べるという習慣が生まれたともいわれています。

おわりに

お彼岸は、ただの年中行事として終わらせるのではなく、私たちの生活の中で大切にすべき時期の一つです。

亡くなった先祖を偲び、現在の生をありがたく感じる機会として、この時期を過ごすことで、日常の喧騒から一歩引いて、人生や家族の大切さを再確認する時間を持つことができます。

お墓参りやおはぎ作りは、先祖との繋がりや家族の絆を深める大切な行事ですが、それだけでなく、日常生活の中で何気なく過ごしてしまう時間を意識的に大切にするきっかけともなります。

最後に、お彼岸は個人や家族だけのものではありません。地域や社会とのつながりを感じる機会でもあります。近所の人々との交流や地域の行事に参加することで、コミュニティとしての絆も深まるでしょう。

今回のブログを通じて、お彼岸の真意や行事の意義を少しでも感じ取っていただけたら幸いです。次のお彼岸には、この伝統を胸に、新しい気持ちで参加してみてはいかがでしょうか。


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88-65-1024x487.jpg

有限会社 千代田家石材店
住所:〒270-2253 千葉県松戸市7-450(八柱霊園 中参道)
営業時間:8:00〜19:00(土日祝日営業)
店舗定休日:火曜(祝日・お盆・お彼岸・年末年始を除く)
※各霊園のご案内は随時行っております。
TEL/FAX:047-387-2929/047-389-0088
HP:https://chiyodaya.co.jp/

霊園紹介

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 2301%E5%B9%B3%E6%88%90%E6%9D%B1%E6%AD%A6%E9%9C%8A%E5%9C%92-1024x719.jpg
千葉県 野田市 平成東武霊園